2013年2月27日水曜日

【アコンカグア登頂報告⑤】登頂佐々木編


再アタックは必達の精神をもって登りしました。
挫折も一度味わったため、もう怖いものはない!という気持ちです。

やるべきことは全てやった、あと必要なのは個々の強い気持ちとチームワークだけ。

失敗から1日休養し、僕らは2月1日にベースキャンプ4300mをあとにしました。
高所登山の一歩一歩は、カメのようにゆっくり歩くのですが、
その間に、会社や仲間、家族のことを考えて、感謝の気持ちを新たにしていました。
 
夏は日が沈むのが9時頃(キャンプ2 ニドにて)



そうするうちに、絶対登れるという自信(自己暗示?)を持つことができたのです。
おそらく社長や応援してくれている皆さんのパワーが伝わってきたのでしょう。
たしかに、疲労困憊ではありましたが、やがて最後の難所グランカナレータにたどり着きました。

6800M付近となり、息がつかえるようになりました。
吐く息を意識すれば、スーッと息を吸えるはずなのですが、
肺が疲労してしまい、思い通り呼吸が続きません
そうして、立ち止まることが増えてきました。

やむ無く、「先に行ってくれ」と後輩二人に言いました。
このままでは、いつになったら届くかわかりません。

そうしたら、「先で待つのも一緒だから、佐々木さん、がんばって歩いてください」と、二人が励ましてくれました。
まるで、24時間テレビの100キロマラソンのエンディングシーンのようです。

不自由になってしまったカラダを、涙がでそうな気持ちで、引きずっていきました。
実はいていました。

2月3日・午前9時45分、5900mキャンプ3から最終アタック開始して1100m登り、9時間以上かかって頂上に立ちました。
素晴らしい晴天、風もなく、見渡す限りのアンデス山脈です。


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「やったー!!!!」
皆で抱き合いました。

同時に地球の裏側にある日本のオフィスで、たくさんの仲間が吉報を待っていてくれました。
日曜日にもかかわらず、本当に感謝に堪えません。


アコンカグア頂上には腰ほどの高さの十字架に、登頂者の記念品が巻きつけてあります。
人それぞれの登山があると思いますが、DACのセブンサミッツプロジェクトは、
仲間とのかけがえのない経験であり、宝物です。
別れを惜しんで、ベースキャンプのアルゼンティーナたちと

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