前々回のブログにて逸見からバトンタッチを受けたので、
重い腰を上げて久々に更新する前山です。
(ブログ管理者にも何度も急き立てられ・・・)
さて、先日行われたトレーニングの舞台は、飛騨山脈南部に聳える槍ヶ岳(3,180m)。
2泊3日かけて行われました。
初日は業務終了後に会社を発ち、ガイドを務めていただいた成田さんの実家に宿泊。
翌朝4時に上高地を目指して出発しました。
支度中の様子。必要なものを詰め込みつつ、 なるべく軽くすることが鉄則! |
初夏の陽気が漂い始めた東京とは異なり、山の朝は非常に寒いものでしたが、
澄んだ空気の中で見る日の出は快晴になることを予感させる美しさでした。
登頂までの目標は10時間と、これまでのトレーニングで最長となる長さに唖然としつつも、
最初は順調に歩を進めていきました。
この時はまだ観光気分。これからの過酷な道のりを想像もしていませんでした。 |
視界は3mほどとなり、風に飛ばされること三たび。
予定を大幅に超える13時間を掛けて、ようやく山小屋へ辿り着きましたが、
「遭難」という言葉が頭を過るほどの苛酷さに、メンバー全員が疲労困憊。
早々に床に就き、翌日に備えることとなりました。
一歩一歩踏みしめて歩みを進めます。 |
日の出とともに起きた3日目、晴れ渡った空に映る槍ヶ岳は思わず感動を覚えるほど壮観でした。
しかし、写真の通り槍ヶ岳は鋭く聳えており、
頂上に辿り着くには垂直に立てられた梯子に登らなければいけません。
高さがなさそうに見えて、実際に歩いてみると予想だにしない苛酷さ・・・ |
そこで、前日の疲れが残っているメンバーを待機させ、
私と成田ガイドのみが頂上を目指すことに・・・!!!!!
意気込んで踏み出しましたが、
その急勾配に人生で初めて足がすくむという感覚を体感することとなりました。
ようやく辿り着いた頂上には10分程度しか滞在しませんでしたが、
道中の苦労も厭わないほどの景色が今でも目に焼き付いています。
テッペンに辿り着きました。 |
苦労も忘れるほどの絶景に、思わずピース |
帰りは異なる沢を通って下山し、10時間掛けて無事全員が地上に降り立ちました。
日本の山で3本の指に入ると言われる難易度の高い槍ヶ岳に全員登れたことは、
エルブルス山登頂成功に向けた大きな一歩だと感じています。
エルブルス登頂まで残り2ヶ月。
全員登頂成功に向けて引き続きトレーニングに励んでまいりますので、
応援のほど宜しくお願いいたします!!!
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