2014年1月8日水曜日

ヨーロッパ大陸最高峰エルブルスってこんなところ!


ヨーロッパ大陸最高峰エルブルスと言っても
日本人にはあまり馴染みのない山だと思います。

そこで第二弾のアコンカグアに引き続きガイドをつとめてくださる倉岡裕之氏に「エルブルス」について、おうかがいしました。
尚、写真も倉岡氏よりご提供いただいております。

ロシア連邦コーカサス山脈の最高峰で、標高は5,642m。
カバルダ・バルカル共和国の南部に位置し、
ロシアではスキーのメッカ!
シーズンは、観光客であふれかえるそうです。


なので…ご覧の通り、麓からはリフトで登ることもできます。


秘境での食事は、あまり期待できないところが多いようですが、
ここは例外!美味な食事を味わえるようです。



エルブルス挑戦への出発点となるのが、このバロー(樽)小屋。
既に富士山と同じ標高3,750m。



樽小屋の中は、こんな感じ。
暖房完備でテント生活と比べて、非常に快適とのこと。

とは言え、めざすは5,642mという高所。
高山病対策として樽小屋を起点に
高所訓練を繰り返し、体を慣らす必要があります。


上の写真は、2006年に訪れた際、高所訓練のため
立ちよったディーゼルハット、4,157m。


これも同じく ディーゼルハットからのぞむコーカサスの山々。
晴れると、こんなに美しい!


今回のアタックで一番恐ろしいのは、
豹変する天気!
先ほど晴れていたのに、一瞬に猛吹雪となることも
珍しくないとのこと。
倉岡氏も2回遭難したそうです。



十分に予備日をとっておく必要があります。



さて、体が慣れたら
いよいよ山頂へのアタック。
ロシア語の看板は
「クラック(氷のひび割れ、裂け目)注意!」
と書かれています。

雪に見えて氷。
滑ってこけると、大怪我をする危険性があります。

要ピッケル、アイゼン。
日本では、十分な冬山訓練をこなして
のぞむ必要がありそうですね。


そして約2000mを一挙に駆け上り、下山。
一日で往復します。
かなりの体力が必要です。


しかし…
後ろを振り向くとコーカサスの山々…
言葉で表現できない程の美しさ。


人生を変えてしまうほどの
感動が待っているに違いありません!

この体験を我がものにするため
60歳の女性社員、54歳の男性役員も挑戦。

還暦のお祝いをいただいた逸見副隊長。
写真右端で腕組みしているのが、前山隊長。


いよいよ登山訓練も佳境を迎えるDACエルブルス隊!
皆様、是非あたたかいご声援をお願いいたします。

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