先日は日帰りで東京出張。
ミウラドルフィンズさんで高所適合テストを受けてまいりました。
高所適合テストとはどういうものかというと…
高所レベルに酸素の薄い部屋があって、その中で運動したり仮眠したりして、体の反応を調べ、高所に著しく弱くないかをテストするというものです。
ただ、身体能力を測るなどテストをするのではなく、テストを通して自分の体が低酸素状態でどんな反応をするのかを理解する。高山病の予兆などを理解し、未然に対処できるようになろうよというコンセプトのテストです。
スタッフさんのレクチャー半分、テスト半分。
大変勉強になりました。
テストを受ける直前に札幌で、キリマンジャロ隊の佐藤暁子と、「自分では気づいてないけど、すごい高所登山に適した体で、超人的な数値出たらどうしよう。こりゃ100年に一度の逸材だ」みたいな感じになったらどうしようと、ほんとどうしようもない話をしていました。
結果としては普通。
一般的な数値でした。肺活量が少しあるくらいで。
むしろ、長年の喫煙により空気を吐き出す力が弱いとのこと。
さ、あと3週間できることやろうと。ということで今週も藻岩山。
今回は1ヶ月をきったということでテーマを変えてみました。
テーマは「究極のイメージトレーニング」です。
トップアスリートはイメージのレベルが凄まじく、例えば、普通の平地で歩いていても、そこが8000m峰の環境かのように感じることができ、心だけでなく体も8000mの環境下にいるかのような反応を示してしまうと言います。
ならば、藻岩山でも仮想アコンカグアとしてトレーニングできるんじゃないか?
そこで、今回は米袋とペットボトルをザックに背負い込み、アコンカグア用の冬靴とアイゼンを履き、本番さながらの環境を作りました。
荷物が重いので、いつもは30分で行く道も、倍近くかかる。
ゆっくりゆっくり高所のように登っていきます。
ここは6000m、俺にはできる、俺にはできる、「すみません!」
お爺さんが後ろから来ました。相当な健脚、どうぞ先を行ってください。
私は高所の環境下にいましてね、すいすいは行けないんですわ。
気を取り直し、
ここは6000m、俺にはできる、「すみません!」
トレイルランナーが汗だくで来ました。トレランってすごいね!どうぞ先を行ってください。
しきりなおして、ここはアコンカグア!
ここは60、「すみません!」
また、お爺さん。
自分のペースがとても遅く、且つ道幅も積雪のため狭く。
お爺さんに追い抜かれては藻岩山に戻されてしまい、アコンカグアのイメトレどころではありませんでした。というか、重装備でちんたら歩く少し迷惑な男性になっていました。
申し訳ございませんでした。事情があったんです。
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