リレー第3弾にして登頂しちゃいます!
アタック失敗
それは、
・残された日にちは2月3日の1日のみ。
天候が崩れればTHE END。
・今よりも体力が落ちている。
・予備日なし=アルゼンチン観光なし。
・またパン生活。
ということなのです。
この頃、私は疲れとストレスからか極度のパン嫌いになっていました。
食べなきゃいけないとわかっていても、サンドイッチはハムとトマトだけ食べ、朝もパンではなくクッキーを食べ…。パンを見るだけ、思い浮かべるだけでも嫌になっていました。
パンはさておき、天候が崩れればアウト、体力的にもギリギリ、という状況です。
ベースキャンプへの下山では、再度登ろう!という強い気持ちは全くなく、辛そう、観光なし、パン、天候崩れたら…と弱い気持ちばかり。
そんな時、休憩時に眺めた北海道の社員からの寄せ書きがびっしりと書かれたサーモスを見ていて、ふと、「石川社長のように精神的にも肉体的にも強くなりたい」という今プロジェクトに挑戦した初心を思い出しました。
終わったことにクヨクヨと、再アタックに備えることもなく…。
自分はなんて弱い人間なんだろうと思いました。
これじゃいかん。
パン食べなきゃいかん。
私はそこで気持ちを切り替えることができました。
アタック失敗後ベースキャンプへ降りてきた時。もうパンを食べたくないというシーン
結果的には再アタック日はこれでもかっていうくらいの登頂日和(流石倉岡ガイドです)。
流石に、最後のグランカナレッタ(TVでイモトさんが断念したポイントです)は一歩一歩、息を整えながらあがりましたが。
ここがグランカナレッタ!一番辛かった…
『火垂るの墓』を観ても泣かなかった私も今回は少しだけ泣きました。
しかし、それは山頂ではなく、このグランカナレッタに登っている時でした。
今回の山行でもっとも苦しい時間。私は人知れず涙を流しました(ゴーグルをつけており、他のメンバーは気づかなかったと思います。また、私のゴーグルにはファンがついているので、山頂に登った時は涙は乾いていたのでした)。
「自分が登頂できたら、家族、DACの社員、友達は喜んでくれるだろうな」、そんなことを考えていたらいつの間にか泣いていました。不思議な体験でした。
山頂!あまり景色は覚えていません。
助けられたサーモスにキスをする私の写真
今プロジェクトで学んだことは…
①目標は人間を成長させる
目標は環境を変え行動を変え人間を成長させる。
何度も聞いてきた、読んできた言葉ですが、本質に一歩近づいた気がしました。
②DACグループは世界レベルで楽しい会社つくりをしている
今回のプロジェクト、山を通し、日本全国~世界各国の人と話しましたが、みんなDACをクレイジーで楽しい会社だと驚いていました。わが社のスローガンである「楽しい会社作り」は世界レベルだと実感しました。
③強い気持ちは力になる
私は気持ちの力よりも、行動で解決していくタイプでした。しかし、アタック失敗の時に初心にかえった時や、石川社長の魔法の言葉である「俺にはできる」と唱えながら登っているときなど、気持ちは力になるのだということを実感しました。
このような機会を与えていただいたDAC、そしてお客様、家族、友達。
支えてくれている皆様に感謝しています。
今回の経験を人間力にして、皆様に還元していきたいと思っています。
どうもありがとうございました!
再アタックの道のりや、下山に関してはバトンを渡します!
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