2013年6月24日月曜日

「なぜ世界最高峰に社員が登頂?」…Business Journalにて、DACセブンサミットプロジェクトが取り上げられました。

本ブログは、世界七大陸最高峰(セブンサミット)に挑戦するDACグループ社員がリレー方式でお届けしております。

第一弾として女性社員6名によるアフリカ最高峰キリマンジャロ(5895m)。
2012年8月26日全員登頂達成!


第二弾として男性社員3名による南米最高峰アコンカグア(6962m)。
2013年2月3日全員登頂達成


現在第三弾を鋭意企画中です。

ところでDACグループは、東京に本社に、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡で事業展開を行う広告会社。

なぜ広告会社が世界七大陸最高峰(セブンサミット)に挑戦?

そんな疑問に、
ビジネスマン向けのニュースサイト「ビジネスジャーナル/Business Journal」にて
DACグループ代表であり冒険家でもある石川和則がお答えしております。
http://biz-journal.jp/2013/06/post_2371.html

2013年5月10日金曜日

【メディア掲載紹介③】「広報会議」に記事を取り上げて頂きました。



アコンカグア隊の偉業を、今度は「広報会議」にて取り上げて頂きました。


月刊 広報会議 No.53
2013年6月1日発行(毎月1回・1日発行)/株式会社 宣伝会議
【定価】1200円(税込)

日本で唯一の広報実務者のための専門誌です。企業・自治体などあらゆる組織にとって、
社会からの「評判」は信頼につながる重要な要素です。

企業にとってマイナスとなる情報の流出を抑えるリスクマネジメントから、
メディアに取り上げてもらうための攻めの広報活動まで、
実践に役立つ広報の基と最先端を事例中心にお届けします。


(表紙)


同誌11P  縦1/3枠(下段)にて、以下の記事が掲載されております。

今回は、大きく上山隊長がクローズアップされています!






  編集長自ら取材に応じて頂き、セブンサミットプロジェクト発足の背景や 石川社長の想い、
  南極北極点到達のDVD上映等、 約3時間に渡り取材の時間をいただき、
   深く知っていただいての記事掲載です。


 是非、書店でもお手にとって見てください!
  


2013年4月17日水曜日

【メディア掲載紹介②】「経済界」に記事を取り上げて頂きました。


 アコンカグア隊の登頂偉業を、今度は「経済界」にて掲載頂きました。


 【経済界】 2013年5月7日号 
  <発売日>2013年4月16日 <価格>700円(税込)

  創刊以来、常に時代の最先端で企業と経営者を追いかけてきた同誌。
  「企業は人で決まる」というユニークな編集方針から、経営者の人物像に鋭く迫り、
  企業を分析していく手法には定評があります。
  常に明快な主張を展開する編集方針が、主要な読者層である経営者、経営管理層に高い支持を受け、
  変革の時代を切り開く羅針盤として評価を得ています。

  
←こちらの表紙が目印です。



 同誌111P  1/2枠(下段)にて、以下の記事が掲載されております。




  今回も権威ある雑誌に取り上げて頂き、大変光栄なことだと思います。
  広く、世の中にDACグループの取り組みが注目頂ける一つのチャンスだと思っております。

  是非、書店でもお手にとって見てください!
  
  今後も続く掲載報告、是非ご注目ください。


2013年3月22日金曜日

登山オススメ商品の紹介

帰国して早一か月。
登頂報告も一通り終え、すっかり落ち着きました。
そろそろ近場の山にでも出かけようか。

今後はゆっくり、テキトーな感じで更新していきます。


さてさて、前回までで綴ったように、登頂は皆様のおかげ様!ですが、
仲間の声援以外にもたくさん力になってくれたものがあります。

ってなところで、
我々の登頂を支えてくれたオススメ商品達のご紹介。



オススメ其の壱

無添加化粧品のHABA様より商品のご提供頂きました、
男の美学ローション!

今までの写真を見て頂ければ分かるとは思いますが、
山では(特に雪山は)日焼けが半端でない!!
さらに高所で乾燥してるってこともあり、肌がボロボロです。。

「男はそんなの気にしない!」

いやいや、そんな時代ではありません。
男も気にしましょう。

という事で、日焼け止めは必須ですが、
さらに日焼け後のフォロー的なものがあると最高です。

そこで、
HABAブランド「男の美学」から絶賛発売中の「SQフォースローション」
登山中で手が汚れててもスプレータイプなので安心。
乾燥時、日焼け後にとっても気持ちいいです。
山ボーイにオススメ!

 スプレータイプで気軽に潤う!全身OK!そしてBLACKの容器がイカス!!





オススメ其の弐

登山と言えばやはり行動食。
山ガールの中で人気と噂の「メープルシロップくるみ」
福楽得様からご提供頂きました!ありがとうございます!



最近美容と健康にくるみが流行ってるらしい。
いやいや、言ってもくるみでしょ?なんて思ってましたが・・・

くるみと侮るなかれ。コレ、激うまいです。
人気なのも納得。

上山のレギュラー行動食に仲間入りです。

行動食に。 



 ベースキャンプでのおやつにも。



ちなみに、
カミヤマ流行動食は以下の通り。
そんな情報いらない、なんて言わないで聞いて下さい。

オススメ行動食
・干しイモ
・まんじゅう系
・甘納豆
・煎餅とか梅干しとか、しょっぱい系菓子
・苺チョコ
メープルシロップくるみ(新規)


是非、お試しあれ。


2013年3月13日水曜日

【アコンカグア隊】メディア掲載 紹介①




先日、見事登頂を果たした「アコンカグア登頂隊」の偉業を称え、特集記事掲載のご連絡です。



【DACグループ、
世界七大陸の最高峰登頂で南米アコンカグアに成功】

のインタビュー記事として、以下のサイト内にて配信頂きました。





記事内容は、下記のサイトからご確認いただけます。


■サーチナ

Yahoo!

■ライブドア

msn

mixi

nifty

pixiv




有難いことに、今後も各メディア掲載の予定が入っております!!

順次、ご報告させて頂きますので宜しくお願いします。



2013年3月9日土曜日

アコンカグア隊の「登頂達成報告会」のお知らせ

3月18日、DACグループセブンサミットプロジェクト第二弾南米最高峰に登頂に成功したアコンカグア隊の「登頂達成報告会」が、ホテルアジュール竹芝にて開催されます。


アコンカグアのパネル展示、
アコンカグア隊手作りによるビデオ放映他、
ガイドをつとめていただきました倉岡裕之氏のご挨拶
そして…
第3弾 2014年8月 オセアニア最高峰・カルステンツピラミッド(4884m)
第4弾 2015年8月 ヨーロッパ大陸最高峰エルブルス(5642m)
の説明会も行う予定です。

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ホテルアジュール竹芝 13F飛鳥
東京都港区海岸1-11-2 (TEL.03-3437-2011
18:00~20:00

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2013年3月1日金曜日

【アコンカグア登頂報告⑥】登頂~下山 上山編

すでに語られている部分、重複しますが上山目線で綴ります、、、

なんとも不思議な色の朝焼け。アタック失敗の日でした。
この数時間後、全員どん底に落ちるわけです。この空、一生忘れないでしょう・・・



1月30日、アタック失敗。
6,400mで先に進むことを断念。
そこから一気に4,300mのBCまで下山。高低差2,100m。

この下山は本当にしんどかった。
肉体的にも精神的にも、ボコボコに打ちのめされた状態。
正直、登頂よりも鮮明に覚えてます。。

普通なら素敵に見える写真のような朝焼けも、
今見ると失敗の前兆のような、不気味な景色にしか見えません。


まぁ登頂出来た今となっては、この時のメンバーの精神状態や心の動きなどなど、
一番ドラマ的な部分ではあるのですが。
それを語り始めるとこのブログがなかなか「登頂」出来ませんので・・・


とにかく、一時の戦意喪失状態から、
各自プレッシャーやらなにやらとの葛藤もありつつ、
再度「やってやる!」状態にこぎつけるわけです。


2月3日、再アタック。
前回の失敗の時とは打って変わって、メンバー全員好調!天気も絶好調!!
この時はメンバー全員気合いが違いました。
そして何より、僕らの力の源となっていたのは仲間への感謝の思い。

実はこの時日本では、
会社の仲間達が会社に集合し登頂の瞬間を見守ってくれていました。
なんと日曜の夜にも関わらず、約50名もの社員が集まってくれました。

「SPOT」により今どこを歩いているか、リアルタイムでわかります。 


でもって、2月3日は節分。豆まきしていたようです。


そんな熱い声援、思いを寄せてくれる仲間達。
出発前からたくさんのエールをくれて、、、
自分の人生でこんなにも感謝の思いで溢れたことはないっていうくらい、熱い思いを胸に歩きました。

「絶対、頂上から感謝を伝えたい!!」

最後の登り(グランカナレッタ)は決して楽ではありませんでしが、
その思いが僕らの足を一歩一歩、前に進めてくれるんです。


また~、そんな臭い事言っちゃって~
なんて思われるかもしれませんが、
これが本当なんですよ。家族や仲間の事を考えると、自然に力が湧いてくる。足が前に出るんです。


頂上が間近に見えた瞬間は涙が出ました。(まさか二人も泣いていたのは知りませんでしたが・・・)
まぁ皆ゴーグルやサングラスしてるんで泣き放題ですね。



そして登頂。
夢にまで見た(本当に見た)頂上の十字架。
「感動」という言葉一言では表せない、その瞬間の感情。
達成感、開放感、感謝の思い、色々交じって、とにかく、まぁそんな感じ。

憧れ続けた十字架。鉄パイプで作ったようなチープさはありますが・・・ココに立ってることに意味がある。


後輩から貰ったお守り(?)と記念撮影。




あと、
誰も触れていない下山のお話も少しだけ。

登頂で浮かれてばかりいられません。
疲れてますが、下りなきゃ死にますので頑張りました。

この下山が結構ハード。
なぜなら、
高度順応で何度も往復して荷上げした荷物(テントや寝袋やその他キャンプ用品)を
全て回収、背負って下山せねばなりません。

しかも「出来るだけ早く下山して、ちょっとでも観光したい!」
という願望から、
3日間で下山するスケジュールを登頂翌日に下山完了というスケジュールに変更。

荷物が重い。それでも20キロはないっぽいですが、極度の疲れでめちゃくちゃ重く感じます。

その日BCに到着したのは18:00。
出発したのが0時だったので18時間の行動。
ただただ、メンドーサ観光を夢見て、ひたすら歩きました。

そして翌日、無事にメンドーサに到着。
美味しいお肉、食後のアイス、久方ぶりのシャワー、ふかふかベッド。
下界の生活に感動しっぱなしでした。

その後市内観光やワイナリーに行ったり、少ないアルゼンチンライフを楽しみました。


と、まぁかなり端折ったつもりですが、それでもだいぶ長くなってしまいましたね。


最後に、
弊社代表石川が、何かに挑戦する際に基本としている3つの原則があります。

①大きな目標に挑戦する
②「必ず出来る」という信念を持つ
③感謝を忘れない

この3つの意味、本質を実体験として経験出来たこと、
何事にも代えられない貴重な経験です。



そして、これまで応援頂いた方、
またブログを見てくれていた方、(※注 今回でブログ終了なわけじゃないです!)
ちょっとでも気にしてくれていた方、

本当にありがとうございました!!
皆さんのおかげです。


この後も登山情報やその他どうでもいい情報を更新していく予定ですので、
引き続きこのセブンサミッツブログを宜しくお願いします。





おまけ。

ホテルにプールがありました。
帰国日、迎えの車が来るまであと30分。

じゃあ、ひとっ風呂。

水着なんて持ってないのでパンツで。
あっという間にお迎えは来ました。
濡れたパンツは捨てました。

30分のバカンス

2013年2月27日水曜日

【アコンカグア登頂報告⑤】登頂佐々木編


再アタックは必達の精神をもって登りしました。
挫折も一度味わったため、もう怖いものはない!という気持ちです。

やるべきことは全てやった、あと必要なのは個々の強い気持ちとチームワークだけ。

失敗から1日休養し、僕らは2月1日にベースキャンプ4300mをあとにしました。
高所登山の一歩一歩は、カメのようにゆっくり歩くのですが、
その間に、会社や仲間、家族のことを考えて、感謝の気持ちを新たにしていました。
 
夏は日が沈むのが9時頃(キャンプ2 ニドにて)



そうするうちに、絶対登れるという自信(自己暗示?)を持つことができたのです。
おそらく社長や応援してくれている皆さんのパワーが伝わってきたのでしょう。
たしかに、疲労困憊ではありましたが、やがて最後の難所グランカナレータにたどり着きました。

6800M付近となり、息がつかえるようになりました。
吐く息を意識すれば、スーッと息を吸えるはずなのですが、
肺が疲労してしまい、思い通り呼吸が続きません
そうして、立ち止まることが増えてきました。

やむ無く、「先に行ってくれ」と後輩二人に言いました。
このままでは、いつになったら届くかわかりません。

そうしたら、「先で待つのも一緒だから、佐々木さん、がんばって歩いてください」と、二人が励ましてくれました。
まるで、24時間テレビの100キロマラソンのエンディングシーンのようです。

不自由になってしまったカラダを、涙がでそうな気持ちで、引きずっていきました。
実はいていました。

2月3日・午前9時45分、5900mキャンプ3から最終アタック開始して1100m登り、9時間以上かかって頂上に立ちました。
素晴らしい晴天、風もなく、見渡す限りのアンデス山脈です。


△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△


「やったー!!!!」
皆で抱き合いました。

同時に地球の裏側にある日本のオフィスで、たくさんの仲間が吉報を待っていてくれました。
日曜日にもかかわらず、本当に感謝に堪えません。


アコンカグア頂上には腰ほどの高さの十字架に、登頂者の記念品が巻きつけてあります。
人それぞれの登山があると思いますが、DACのセブンサミッツプロジェクトは、
仲間とのかけがえのない経験であり、宝物です。
別れを惜しんで、ベースキャンプのアルゼンティーナたちと

2013年2月26日火曜日

【アコンカグア登頂報告④】登頂原田編


リレー第3弾にして登頂しちゃいます!


アタック失敗

それは、

・残された日にちは23日の1日のみ。
天候が崩れればTHE END

・今よりも体力が落ちている。

・予備日なし=アルゼンチン観光なし。

・またパン生活。

ということなのです。
この頃、私は疲れとストレスからか極度のパン嫌いになっていました。
食べなきゃいけないとわかっていても、サンドイッチはハムとトマトだけ食べ、朝もパンではなくクッキーを食べ…。パンを見るだけ、思い浮かべるだけでも嫌になっていました。

パンはさておき、天候が崩れればアウト、体力的にもギリギリ、という状況です。


ベースキャンプへの下山では、再度登ろう!という強い気持ちは全くなく、辛そう、観光なし、パン、天候崩れたら…と弱い気持ちばかり。

そんな時、休憩時に眺めた北海道の社員からの寄せ書きがびっしりと書かれたサーモスを見ていて、ふと、「石川社長のように精神的にも肉体的にも強くなりたい」という今プロジェクトに挑戦した初心を思い出しました。

終わったことにクヨクヨと、再アタックに備えることもなく…。
自分はなんて弱い人間なんだろうと思いました。

これじゃいかん。
パン食べなきゃいかん。

私はそこで気持ちを切り替えることができました。



アタック失敗後ベースキャンプへ降りてきた時。もうパンを食べたくないというシーン 


結果的には再アタック日はこれでもかっていうくらいの登頂日和(流石倉岡ガイドです)。

流石に、最後のグランカナレッタTVでイモトさんが断念したポイントです)は一歩一歩、息を整えながらあがりましたが。



ここがグランカナレッタ!一番辛かった…


『火垂るの墓』を観ても泣かなかった私も今回は少しだけ泣きました。

しかし、それは山頂ではなく、このグランカナレッタに登っている時でした。
今回の山行でもっとも苦しい時間。私は人知れず涙を流しました(ゴーグルをつけており、他のメンバーは気づかなかったと思います。また、私のゴーグルにはファンがついているので、山頂に登った時は涙は乾いていたのでした)。

「自分が登頂できたら、家族、DACの社員、友達は喜んでくれるだろうな」、そんなことを考えていたらいつの間にか泣いていました。不思議な体験でした。



山頂!あまり景色は覚えていません。



助けられたサーモスにキスをする私の写真



今プロジェクトで学んだことは…


①目標は人間を成長させる

目標は環境を変え行動を変え人間を成長させる。
何度も聞いてきた、読んできた言葉ですが、本質に一歩近づいた気がしました。


DACグループは世界レベルで楽しい会社つくりをしている

今回のプロジェクト、山を通し、日本全国~世界各国の人と話しましたが、みんなDACをクレイジーで楽しい会社だと驚いていました。わが社のスローガンである「楽しい会社作り」は世界レベルだと実感しました。


③強い気持ちは力になる

私は気持ちの力よりも、行動で解決していくタイプでした。しかし、アタック失敗の時に初心にかえった時や、石川社長の魔法の言葉である「俺にはできる」と唱えながら登っているときなど、気持ちは力になるのだということを実感しました。


このような機会を与えていただいたDAC、そしてお客様、家族、友達。
支えてくれている皆様に感謝しています。

今回の経験を人間力にして、皆様に還元していきたいと思っています。

どうもありがとうございました!


再アタックの道のりや、下山に関してはバトンを渡します!

2013年2月21日木曜日

高度順応から第一次アタックへ・・・失敗

思い出したくありませんが、あえて書きます(>_<)。
悪夢・・・です。

「今日これから出るから用意してくだい。」
1月29日早朝、ガイドさんがテントに現れました。

一週間以上前の1月21日に4300mのベースキャンプへ入り、南壁往復、C2キャンプ(ニドデコンドル)5500m往復、C3キャンプ(キャンプコレラ)往復5900mと、順調に高度順応メニューをこなしていました。あとは、天気が良くなるのを待っていました。

なぜすぐ登らないのか、とお感じの方もいらっしゃると思いますが、高所登山というのは、少しずつ高度に対する負荷を与えて、高山病にならないカラダにしないと成功しません。そのため、アコンカグア6962mへ登るには、休息日や予備日を含めて20日位かけて登るのが一般的なようです。

さて、GOサインがでました。



もうやるっきゃない状況なのですが、前半から降り続いている大雪と強風のため、天気がもたず、ベースからのアタックに2日しかないスケジュールでした。通常は3~4日かけてアタックします。
2月3日まで待てば、天気は良くなるはずとのことでしたが、ぼくらの下山日は2月4日、ギリギリです。一日でも天気が後にずれれば登れずにアウト・・・。切羽詰まった状況に、第一回目のアタックを決意します。

しかもキャンプ3まで行ってみて、風が弱かったら続行するとの話。
気象情報は日本の山岳天気予報士にに衛星電話して、確認します。

当日午後よりC2・5500mまで1200m登り、夕方着いてテントを張りました。




仮眠をして、午前3時半に高所靴にアイゼンをつけて出発・・・ところが

眠気は明け方に去るはずなのですが、日が高くなっても睡魔でペースがあがらず。
隊長は腹痛をうったえ、ケンは高山病で吐きながらの登山を強いられました。
ハラダは唯一、しっかりしていました。ジョギングの成果なのでしょうか?

・・・インディペンデンス小屋6400m到着。時計は10時位だったか・・意識薄弱で覚えてません。
・・このままでは登っても日のあるうちに降りられない。・・続けるのは危険だ。皆のコンディションは限界を超えている・・・
ここでアタックを断念しました。・・・失敗してしまった・・・

険悪なム~ド。
険悪なム~ド。
険悪なム~ド。

コーヘイ隊長は、意識朦朧としながら、衛星電話で登頂連絡を待つ会社の仲間へ電話を入れていました。
「これ以上、行けません。みんな限界です。ごめんなさい。」

(仕方ないじゃないか!チクショー!!
いや、まだある。すぐ山を下りて、再アタックだ!)

全員無言で、下山しました。
途中、疲れ果てて寝てしまいました。






2013年2月20日水曜日

【アコンカグア登頂報告②】ベース入り、テント生活編

リレー第2弾!!


■ ペニテンテス → コンフルエンシア

飛行機地獄を乗り越え、やっとこさ本来の目的「登山」が出来ます。
ペニテンテスより「INKA」カーでオルコネス渓谷登山口へ。

さぁ登山開始!!


登山初日、晴天!真正面にアコンカグアを望みトレッキング開始です。


とは言っても初日は3時間くらいのトレッキング。
ダラダラと緩い傾斜を登り高度差400mほど。
あっという間に第一目的地、コンフルエンシアに到着です。
飛行機生活でたるんだ体には丁度良い運動。




ここで順応も兼ねて3日間滞在。

到着してまず驚いたのは、テントの大きさ。
食堂テントやキッチンテントと、人が立って歩けるサイズ。
というか、中にダイニングテーブルが入ってしまうお家サイズ!
中はこんな感じ↓↓

コンフルエンシア滞在は3日間。暇な時間が多いので各自読書タイム。


南米ならでは、テント生活で流行っていたのはマテ茶
変わった容器で飲むため珍しくて盛り上がってました。
が、初日でわりと飽きて、翌日からはほぼコーヒー飲んでましたが。


あと、マテ茶絡みで残念な事件も。

佐々木さんが買ったマテ茶カップ、何故か選んだ物と全然違う物を渡され、
さらに数回使用して自然に割れました。

  
あれ?なんか漏れる・・・って思ったら割れてたの図                  皆で仲良くマテ茶


■ コンフルエンシア → プラサ・デ・ムーラス(ベースキャンプ)

いろいろ端折ります。実際はこの3日間、どう暇を潰すか各自工夫をこらしておりました。
原田君はひたすらニンテンドーDSでドラクエを。
のちに現地の人から「ニンテンドー」とのあだ名を付けられるほどのハマりっぷりです。


さぁ前半戦の山場、ベース入り。
しかし、以前にも報告しましたがこの肝心な日になんと最悪の天候。
雪ならまだしも、雨。。。

雨に濡れ、荷物も濡れ、完全に気力を奪われます。
途中から雪に変わり寒さも身に染みる。。。
さらにベースキャンプは標高4,300m、
新しい未知の高度ということも重なりメンバー全員だんまり。

っていう状況だったのでろくな写真を撮っておりません汗


そんな中を約8時間。
ロングビーチと呼ばれる長い長い道のりをゆき、やっとの思いでベース入りです。


雪のプラサ・デ・ムーラス(BC)


と、今回はここらへんまで。
次回の記事は佐々木さん。
高度順応とかアタックのこととか綴ってもらいましょう。


最後に、
ベースキャンプ生活を簡単に紹介↓


■ 食事編
ベースキャンプではエージェントの「INKA」が食事を用意してくれます。
しかも結構おいしい!!

そしてなんと、、、
夕食には毎食ワインが一本付いてくるという。

ワイン→スープ→メイン→デザート
が基本メニュー。

メニューも多彩。
肉メインのアルゼンチンですが、ピザやラザニアなんてシャレた献立もありました。







■ 施設編
世界一充実したBCなんて呼ばれるそうで、
かなり充実しています。

キッチンテント。

 ギネス認定。世界一高い場所にあるアートギャラリー。

シャワー。一回10分程度、15ドル。

そのほか、写真は撮ってませんがインターネットや充電が出来る施設も。
資源は全て太陽光!


■ 番外編 ムーラについて
アコンカグアを語るうえで外せないのがムーラの存在。

ムーラとは、、、
馬とロバのあいの子で荷物を運ぶのに使われます。
登山者の荷物もBCまでであれば彼らに頼むことが可能。
自分で運ぶ荷物を減らし体力を温存出来るというわけです。

僕らの荷物もBCまで運んでくれました。

とんでもない量の荷物を運べます。
人でも苦労するような傾斜の道を登れます。




■ ベースキャンプからの風景
なんだか長くなってしまいました。すみません。
最後に、ベースキャンプからの風景をお届け。

 
アコンカグアはデカい!

夕日に染まるアコンカグア。美しい・・・ 

お隣さんはギター持参。いい雰囲気です。


2013年2月19日火曜日

【アコンカグア登頂報告①】日本の裏側へ

帰国してから早10日間。

お祝いの中華から始まり、スープカレー、ラーメン、トンカツ定食、居酒屋メニュー、家の裏の洋食屋さん、焼肉、などなど一通り母国の味を堪能しまして74kg、それでも痩せてる(出発前は78kg)!北海道の原田です。

「帰ってくるまでが遠足」なんていいますが、「ブログで報告するまでがアコンカグア」です。
ということで、これからアコンカグアメンバー三人でブログリレーを開始したいと思います。

無事”登頂”するよう頑張ります!



まずは出発です。

いざアコンカグアへ。といっても日本の裏側アルゼンチン。
到着までも過酷な旅です。


■成田空港

成田でDACメンバーにお見送りしてもらい、いざ出発!

トランジット・荷物の移送をスムーズに行うため、アメリカ経由ではなくカナダ経由にするためエアカナダでフライトです。

荷物のお預け2個まで×20kgをギリギリでクリアー。


■成田-トロント

トロントまで約10時間。

機内映画に「ゼロダークサーティー」が入ってないかと期待しましたが、日本語吹き替えの作品がほとんどなく、新作で観れたのは「崖っぷちの男」という映画でした。

札幌-成田、成田-トロントで「燃えよ剣」を完読。


■トロント空港

トランジットでなんとなんとの9時間待ち。

ここに来て北海道の先輩のお子様よりお借りした「ニンテンドーDS」が登場。

レイトン教授とドラゴンクエストとどちらを始めるかを散々悩み…。
ドラクエにしました!

ハンバーガー食べたり、モヒート飲んだり、ナチョス食べたり、スタバに行ったり。して過ごしました。

おいおい、会社プロジェクトで登山に行ってるんだから、空港だろうがストレッチとかジョギングとかやれることあるんじゃないの?という皆さんもいるかもしれませんが、まだまだ続く長旅、ストレスなく移動するのもまた登山なのです。



トロント。ナイアガラの滝は遠すぎて断念 


■トロント-サンチャゴ

約12時間。
勇者マサシはバギを憶えました。

機内から一瞬アコンカグアが見えました。

雲からニュッと顔をのぞかせる巨大な山。

これからあれに登るのかと思うと気が引き締まります。



一番高いのがアコンカグア。でかいぞ~


■サンチャゴ空港

Tシャツを持ってくるのを忘れた隊長のショッピングにお付き合い。

「CHILEは1818年に独立しました」と英語でプリントされたTシャツを購入。

それにしてもTシャツは1枚とはいわず3枚くらいは持ってきますよね。

トランジットで3時間待ち。



サンチャゴ:全ての商品を見終わった後


■サンチャゴ-メンドーサ

約1時間。
勇者マサシは憶えたてのバギで攻撃しまくりです。



「カラッカラなので快適だな」と下りた瞬間に思う


■メンドーサ

アルゼンチン到着!

真冬から真夏へ。
カラカラの大地です。

まずは「コンドルスイート」というホテルへ。

夜は石川社長の餞別で「最後の晩餐」。

社長も喜びそうな最高級の牛肉を激レアでいただきました。

お供はもちろんアルゼンチンワイン。
マルベックというアルゼンチンで一番作られている品種の赤ワイン。



ホテルコンドルスイート:部屋は広くて快適。プールまである!


■登山許可書を取りに市街へ

翌朝市街へ行き登山許可書を取得。



町並み:どこも街路樹があり暑いけど涼しい


■メンドーサ-ペニテンテス

現地のアコンカグア登山のエージェント「INKA(インカ)」の車で出発。

アコンカグア山麓、冬はスキーが盛んだというペニテンテスへ(2580m)。

最初のキャンプ地へ送る荷物、ベースキャンプへ直行させる荷物と仕分けをします。

夜は「最後のシャワー」を堪能。



「これは持ってくー、これはベースキャンプへ送るやつー」


明日から本格的に登山なわけなのですが、ここまでが実に長い!

トレーニングを積んで鍛えた身体も、長時間の移動と機内食の嵐で不摂生なおじさんに逆戻りしました。



最後の最後の晩餐:アンデスという地ビールで乾杯